茨城県大子町・車場の滝


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 茨城県大子町の福島県境に近い辺りに「車場の滝」という滝があります。
 事前に得た情報から「よさそうな滝だ」と思っていたのですが、今回行く機会を得ましたので、詳細を報告する事にします。


プロローグ

 滝の位置は地形図の等高線間隔から、沢の屈曲部だろうというのは読めた。問題はどこから沢に入るか、だ。下流から遡るのが一番楽そうだったが、久慈川から沢へ入るのは現地調査した結果、行けそうになく×。沢の南側からは等高線を見る限り傾斜がきつそうで無理だろう。そうなると、北側の塩ノ平集落から行くしかなさそうだ。というわけで、北側からチャレンジ。


(1) 竹林

 水戸方面からの場合、国道118号線をから下野宮駅方面への旧道に入り、駅を通り過ぎてしばらく行くと久慈川を渡る。渡ってすぐ右手へ細くて急登する道路が分かれるのでこれを登る。登り切ると右側に竹林が現れる。今回は滝への降り口がわからないので、降り口を捜すためこの竹林の中へ分かれる踏み跡をたどることにした。
 竹林の中は昼なお暗くてちょっと嫌な感じ。右を見ると急な崖になっているが、この崖の下は滝のある目的の沢ではなく久慈川だ。

(2) 降り口探索

 竹林を抜けると墓地が点在する畑地に出たので、降り口を捜しながら畑の縁を進むと、やがて傾斜のある柿の畑(?)になった。沢へ降りる踏み跡などはまったく見あたらないが、地図で見る限りこの辺から降りるしかなさそうだ。
 沢を覗き込んで見ると下から滝音が聞こえてきたが、ほぼ垂直な崖で降りるのは不可能。地形図を読むと沢の下流の方は傾斜が緩やかそうなので、そちらへ進むことにした。

 

(3) 笹藪

 笹藪がうるさい。密生というわけではないので歩くのは問題ないが、体中笹の枯れ葉だらけになってしまった。夏場は笹以外の草もかなり生い茂っていそうなので、ここへ来るなら晩秋〜春がいいのだろう。
 沢へ降りられそうな場所を探しつつ進むが、まだ傾斜が急で無理そうだった。

(4) 急傾斜地を降りる

 ようやく降りられそうな傾斜になってきたので降りてみる事にする。傾斜は40度くらいありそうだが、足下はしっかりしており特に危険な所はない。ただ、帰りに道に迷わないよう、要所要所にその辺の枝などで目印を付けながら進んだ。


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