茨城県大子町・車場の滝



(5) 沢へ降り立つ

 崖を降りて沢へ到達。岩がゴロゴロしているが、沢の雰囲気は悪くない。右を見ると明るく開けている。どうやら久慈川合流点のすぐ側に降りたようだ。帰ってきて思ったことだが、久慈川への合流点を見てくればよかったかもしれない。小さな滝か急流になっていた可能性もあるんじゃないだろうか…。
 まあそうれはともかく、ここからは上流目指して沢を遡ることになる。

 

(6) 屈曲部

 沢は大岩があったり、倒木があったりするものの、注意しながら遡れば全く問題はない。ただ、水際の石はコケが付いて滑りやすいので、それだけは注意。水流の中にはコケが生えにくいので、長靴装備で水の中を歩く方が安全かもしれない。あと、増水時は難しいところがあるだろう。
 さて、左に崖が見えてくると沢は大きく左へ屈曲する。その屈曲部を回るといよいよ正面に滝が姿を現してくれる。

(7) 車場の滝

 滝は落差8メートル。数字を見れば低く小さな滝という事になるが、実際に見れば小さいながらもなかなか良い滝だ。水の流れや右側の崖の形状がとても絵になるし、写真うつりもいい。ちょうど落葉の季節だった事もあり、流れる落ち葉も美しかった。
 ただ、唯一のマイナス点は、上流から流れてきたゴミ〜発泡スチロール、長靴、空き缶等々…が滝壺周辺に散乱している事だろう。これさえなければと思うと残念だ。
 滝壺をウロウロしていると、古く苔むしたブロックのような人工物を見つけた。車場の滝の名前は、昔滝壺に水車があった事に由来するというが、ひょっとしたらその名残だろうか?。ただ単に上から落ちてきた物かもしれないが。

 



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