栃木県日光市・三沢大滝

今は日光市に編入された、元の栗山村にある秘瀑が三沢大滝である。ただし地形図に記載がないばかりか正式には無名滝であり、この三沢大滝という名称も仮の名前だ。

三沢大滝へのルートは上の図の通り。片道4時間から5時間だがルートが不明瞭で迷いやすいので、ゆとりを持って計画を立てた方が良いだろう。以下、ルート図の数字に沿って解説していく。




1.林道終点から三沢大滝入口を見た写真。右側が今回紹介する山道ルート。ちなみに左側の踏み跡をたどると三沢へ降り立つ事が出来、こちらは最初から沢沿いを歩くルートになる。

2.山道ルートはずっとこういう薄い踏み跡が続く。所々ほとんど見えない場所もあるので非常に迷いやすい。基本的に極端な上下はなく、三沢に対して水平に歩いていく。




3.途中このようにザレたルンゼをトラバースする場所もあるので、慎重に通過する。

4.基本的に樹林内を歩いていくのだが、三沢側は所々崖になっており、このように見下ろす事が出来る場所もある。




5.踏み跡を進んでいくとやがて深いルンゼに突き当たる。降りられる場所を選んでルンゼに降り立ち、少し下って右手の平坦部へ入る。平坦部は所々にシダが生えている程度で歩きやすい。この場所には炭焼窯の跡が多数残っている。今まで歩いてきた山道も元々は炭焼き作業用の道だったのではないだろうか。

6.炭焼窯地帯を過ぎるといよいよ沢歩きになる。沢靴を持ってきた場合はここで履き替えると良い。




7.沢を歩いていくと左手、つまり三沢右岸に巨大な崩壊地が見えてくる。ここは右岸でも左岸でも通過できるのでお好みで。

8.崩壊地を過ぎると、今度は右手に非常に特徴的な崖が見えてくる。岩の崖ではなく、火山に由来する砂の崖だ。ここは崖の対岸を通過する。




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9.崖が終わると左岸から枝沢が合流するので、その辺りで三沢から上がり、左岸の樹林の中を歩く。すると赤ペンキで数字の書かれた木と大岩が現れるので、ここで右側の台地の上まで急登する。多数のサイトで目印として案内されているこの木だが写真の通り、かなり数字が色褪せて見えにくくなっているので、この場所でより目立つ大岩を目印にした方が良いだろう。

10.上の台地に出ると一面に笹原が広がっている。この笹原を三沢側の崖に沿って上流へと歩いていく。



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11.途中で枝沢を通過する。この沢の水は美味しいので水場として利用するといいだろう。

12.枝沢を渡り少し行くとシダの生えた湿地状の小さな沢が現れるのでそこへ下る。そこを越えて進むとワサビの自生する更に小さな流れがあるので、その辺りで再び三沢へ降り立って沢歩きに戻る。



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13.再び沢歩き。ここまで来たら三沢大滝はもうすぐそこだ。


三沢大滝へ到着。その雄大さはここまで歩いてきた疲れを吹き飛ばしてくれる。


二つの沢が見事に滝で合流する。大自然の作り出した偉大なる造形。


滝壺から見上げる。滝壺は浅いので本当に真下まで行く事が出来る。そこから見上げる滝の姿は、一度見たら忘れられないほど素晴らしい。奇跡のような空間がここにある。アプローチは非常に長いが、ぜひ一度訪れてもらいたい滝だ。


【動画撮影…森本泰弘(管理人)】

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